パト旅チャンネル

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サンティアゴ・デ・コンポステーラのパラドール内部を見学

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f:id:travelpato:20210708223441j:plain サンティアゴ巡礼の最終地点にある、サンティアゴ・デ・コンポステーラのパラドール。滞在者の特権とも言えるパラドール内の見学をしましたので、お伝えします。

目次


パラドールについて

f:id:travelpato:20210706235446j:plain そもそもパラドールとは何ぞや😳?という方もおられるかもしれませんので、簡単な説明を。パラドールはスペインの国営ホテルチェーン。国や公的機関の運営するホテルといえば、値段もサービスもそれなりのものという先入観を持ってしまいそうですが、パラドールは違います🤨キリッ

パラドールの歴史は、ベガ・インクラン伯爵が自分の所有するグレドスの山荘を宿泊施設として提供することをアルフォンソ13世に伝え、賛同を得たことから始まりました。記念すべき第1号のパラドールは1928年10月9日にグレドスに誕生し、現在はスペイン全土の90ヵ所以上で運営されています。

使用されずに放置されていた歴史的建造物をパラドールとして活用し、地域の活性化を図るなど、スペインの観光産業に大きな役割を果たしています。観光産業はスペインのGDPの1割以上を占めています😙

先ほどのベガ・インクラン伯爵はトレドのエルグレコ美術館のオープンにも携わっているようです。トレドも行ってみたいな😳

内部を散策

f:id:travelpato:20210704230718j:plain パラドールの入り口であるロビーやレストランには宿泊客でなくても入ることができますが、その奥へは、宿泊客以外は立ち入り禁止になっています。内部を見学しているのは基本的に宿泊客のみですので、じっくりと見学することが可能です😆

パティオ(中庭)

パラドールの内部には4つのパティオがあり、漢字の「田」の形に配置されています。客室は改装されていますが、このパティオはパラドールの前身である宿泊施設兼病院が建てられた頃の様子を現代に伝えていると言えるのではないでしょうか😊 f:id:travelpato:20210705233233j:plain f:id:travelpato:20210705233237j:plain ロビーを抜けてほどなく、柱が見え、パティオがチラリと見えてきます。

f:id:travelpato:20210705233203j:plain 「ギリシャ十字」の形に植木が刈りこまれています。スイスの国旗に描かれているのもギリシャ十字何だって😳

f:id:travelpato:20210705233154j:plain こちらも綺麗に刈り込まれております。草の中にワシャワシャと入り込んで刈りそろえているのでしょうか。

f:id:travelpato:20210705233148j:plain 二階から目薬ならぬ、二階からパティオの様子。庭師の匠の技がキラリとひかります。村雨さん的な人が担当しているのかな😁

Patios de San Juan

f:id:travelpato:20210705233728j:plain 先程のパティオは緑が鮮やかでしたが、こちらはシンプルな佇まい。

f:id:travelpato:20210705233733j:plain 奥に見える自転車が景観を損ねている感が否めませんが、静寂の中に噴水から流れ落ちる水の音が響いていました。


角度を変えて見れば新たな発見があるものです。見上げてみると・・

f:id:travelpato:20210705235245j:plain モンスターのような彫刻が所々配置されています。こちらはガーゴイルと呼ばれる彫刻。「ガーゴイル」は怪物の名前だと思っておりましたが、このような彫刻全体を指す名前だったのですね😳

ガーゴイル(英: gargoyle)は、雨樋の機能をもつ、怪物などをかたどった彫刻である[1]。単なる雨樋単体や彫刻単体ではガーゴイルとは呼ばない。本来の意味である彫刻としてのガーゴイルは、主として西洋建築の屋根に設置され、雨樋から流れてくる水の排出口としての機能を持つ。
引用:ガーゴイル - Wikipediaより

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西洋の建築物を見る際には、ガーゴイルに注目しても面白そうですね。鬼瓦に排水機能をプラスしたものと思えばいいのかしらん😁?

建物内を散策

f:id:travelpato:20210710223351j:plain それでは、早速行ってみましょう👀

f:id:travelpato:20210704231205j:plain パティオを通り抜けて、建物内へ。2階の回廊には椅子やテーブルといった様々な家具が置かれています。 f:id:travelpato:20210704231200j:plain 一瞬、箪笥が置いてあるのかと思った😊💦 f:id:travelpato:20210704231141j:plain これくらい背もたれが高いと首が楽そうだ😆

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このような感じの回廊がパティオをぐるっと囲むように伸びております。

f:id:travelpato:20210705235441j:plain ギリシャ十字を中央に配置し、その左右に胸元がやけにモコモコしたライオンが描かれた紋章がパラドールのガラス扉に刻印されております。

f:id:travelpato:20210705235902j:plain 休憩スペースに掲げられている、絵画が描かれた絨毯も特大サイズ。この絨毯を床に敷いていて、コーヒーなどをこぼしてしまったら立ち直る事ができないでしょう。そもそもこんな貴重なものを普通に絨毯として使いませんよ😁

f:id:travelpato:20210710223340j:plain こちらの椅子も普通に座ってもいいものか考えてしまいます。かなりの年代ものでは😙?

階段も華麗

f:id:travelpato:20210704231430j:plain 雨の日は階段を使うのを躊躇してしまうほどに鮮やかなカーペットが敷かれた階段。礼拝堂へ向かう階段だったような気もしますが、どうだったかしらん😳?

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上から北大路欣也さんが降りてきてもおかしくないほど、重厚感があります😙

f:id:travelpato:20210705235858j:plain f:id:travelpato:20210705235854j:plain 天井近くの窓にはステンドグラスがあり、太陽の光でキラリと光っています。こちらも礼拝堂近くだったような気ガス😳

f:id:travelpato:20210706000056j:plain 礼拝堂に到着。心なしかこの一帯は空気が張り詰めているような気がしました。

ダイニングルーム

f:id:travelpato:20210709232755j:plain パラドール内には宴会場的なダイニングルームがあります。入り口の説明書きによると、定員は210名で、見取り図の中でピンク位の部分になっています。先程の礼拝堂で結婚式を行い、こちらのダイニングルームで披露宴を開催できるようです😙

f:id:travelpato:20210704230510j:plain 結婚式以外でも、スペイン王室の方が来られた時に晩餐会を開いていると思われます。残念ながら、パト旅チャンネル御一行様の歓迎式典はありませんでした😁

f:id:travelpato:20210704230453j:plain 今すぐにでも晩餐会が始められそうなほど、テーブル上はセッティングが万全な状態でした。200席分準備するのは結構時間がかかりそうです。何か予定があったのかな😳 f:id:travelpato:20210704230457j:plain 前方の光に吸い寄せられるように行ってみると・・😳🚪 f:id:travelpato:20210709234019j:plain
眼前にオブライド広場が広がっており、観光客や巡礼者など、皆さん思い思いに楽しんでいます。

大聖堂もベランダから独り占めできてしまいます😁


先程のダイニングルームの隣に一際長いテーブルのある部屋を発見👀 f:id:travelpato:20210704230650j:plain こちらの部屋は、参加者の中でも特に高貴なお方を囲んで食事をする場所ではないかと思われます。 先程より格式が高い感じ😎 f:id:travelpato:20210704230654j:plain 肖像画が多く飾られておりましたが、中央に鎮座するこちらの肖像画が一番のお気に入りです😁

ホテル内散策を終えて

f:id:travelpato:20210710223356j:plain 王立病院兼巡礼者の宿泊施設として建てたれてから500年の歴史を持つ、サンティアゴ・デ・コンポステーラのパラドール。最高ランクの五つ星、「グラン・ルッホ」に格付けされており、快適なホテル滞在はもちろん、歴史的建造物を見学する事で、サンティアゴ滞在がより充実したものになると思います。サンティアゴ・デ・コンポステーラを訪れた際は、パラドール滞在がマストではないでしょうか😆

以上、「サンティアゴ・デ・コンポステーラのパラドール内部を見学」をお届けしました。

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